Dell PowerEdgeサーバ保守 時間的制限のある中、実績がない機器も検証用機器の先行確保でクリア

  • 事例No.007
  • 顧客概要:金融サービス(複数の金融企業)
  • 事業規模:資本金4億円以上
  • 対象機:Dell PowerEdge M1000e×2/Dell PowerEdge M610×5/Dell PowerEdge M6220×8/Dell PowerEdge R710×2/Dell PowerVault 114T×1/Dell PowerEdge R710×3
  • 機器設置場所:大阪市内
  • 保守レベル:オンサイト保守(24時間×365日)

■データライブへ問い合わせを行ったきっかけ

ご相談を頂いてから、2年の時間を費やして契約に至った保守です。2013年4月に、最初のご相談を頂きました。当初はメーカー保守の延長を検討されていましたが、メーカーは保守延長には応じるものの、保守価格の値上げを行う等の制約が厳しくなるため、その金額に見合った妥当性を探るために、第三者保守の話も聞きたい、という意味合いもあったようです。
保守対象は、金融企業向けのシステムです。10社程度が利用しているシステムのため、システムリプレイスという選択肢はハードルが高く、延長が可能であれば極力延長したい、という方針でした。

当時、保守対象機はメーカー保守の終了前。保守パーツの流通がまだ少なく、価格も高い状況でした。その価格は弊社からの保守見積り価格に反映され、お客様には魅力を感じて頂ける内容でのご提示ができませんでした。結果、お客様はメーカー保守の延長を選択されました。

次にお問い合わせを頂いたのは、翌年2014年6月。メーカー保守切れが同年8月に迫った状況でのお問い合わせでした。

■データライブの対応

少ない時間で対象機の構成詳細情報を確認すると、データライブではこれまでに保守の実績が無く、引き受けるためには予め事前の検証が必要である機器が含まれていることが判明。時間的猶予が無いため、検証が必要である旨をお伝えすると同時に、お客様の想定に極力近付け、ご納得頂ける内容のお見積りを提示致しました。

しかし、お客様の稟議や事前検証が必要であることを考えると、時間的な猶予はほとんど無く、かなり厳しい状況。そんな状況の打破のため、データライブは事前に保守・検証用の機器の確保を始めました。また検証のための期間調整も必要です。検証は、弊社パートナー会社と共同で進めることになっており、社内外にまたがる調整が必要となりました。その状況は逐次お客様にもお伝えし、厳しかった納期も間に合う目処が付いたことで、お任せいただける運びとなりました。

本件では、準備期間が短く事前検証が必要といった厳しい条件でも、機器を先行して確保、その他最大限の調整を図ることで、お客様の要望をクリアできたことが、契約への大きな要因となりました。また、状況を詳しく説明しながら進めたことで、お客様の信頼を得られることにも繋がっています。本システムは、この先もリプレイスが行われるまで、数年間の延長保守をお引き受けできる見込みです。

Dell PowerEdge/PowerVault EOSL保守サポート の詳細

■お客様のご要望に合わせて、随時、サービス内容のカスタマイズを行っております。
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